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たまにはバス旅に出てみるか。

たまにはバス旅に出てみるか。

2021年3月15日

先日、大分市内であくびをしたらこんなきっぷが出てきた。(というのは嘘です。ちゃんと買いました。)

1日乗車券と県内では有名な「よしだ会館」の関あじ関さば御膳の食事券が一緒になっているきっぷ「佐賀関あじさばすきっぷ」だ。

このきっぷは大分バスが心配になるほどお得だった。

このきっぷがどれほどお得かというと…

本来同じような体験をするのであればこれほどお金がかかる。

本来必要なもの値段
大分バス1日乗車券
+坂ノ市〜下大平間往復
1,120円
+700円
関アジ関サバ御膳3,080円
通常の合計価格4,900円

これがなんと

2,300円

だった。

食事の時点で700円浮き、もうバス代はタダ同然。

あまりのお得さに大分バスどころかよしだ会館も心配になってきた。

ということで実際に体験してきた。

安い分覚悟しなければならないことがある。

大分駅前発佐賀関行の急行に乗車。

急行といっても一般路線バスの車が来る。高速や貸切バスのような車は来ない。(昔は来てたらしい…)

そして、通過バス停は大分駅前〜高城までの一部。あとは各停となり、気づけば行先表示の[急行]の文字が消えていた。

ほとんどのバス停に停まるせいか最寄りの「西大平」まで所要時間は約1時間

この1時間がなにかとつらい。

途中の幸崎駅前までなら20〜30分ぐらいでついてそこから10分ぐらいで済むからそこまで辛くはないが、全てバスとなると流石に辛い。

しかも、ずっと国道197号線を走ると思いきや大在・坂ノ市地区はご丁寧に町の中心部を走るルートだった。そりゃ時間がかかる。

とある深夜番組の名言「ケツの肉が取れそう」というのはこういうことなんだなと思った。

ただ、安さのためには我慢が必要だ。そう我慢が。

ただ、同じきっぷを持ったご婦人方がいらっしゃった。仲間がいるのは心強いものだ。

そんなこんなでよしだ会館に到着。

メニューは決まっているため店員がメニューを聞くことはないが、1時間もバスの中に居たためか喉が渇いた…

呑んじゃった。

我慢しきれず店員を呼んでしまった。

昼間っから呑むビールは最高だった。(別料金だけど。)

そして、出てきた関アジ関サバ御膳。恐らく、通常メニューと一緒。(メニュー写真では小鉢がアジ南蛮ではなくクロメのようだったがまあいっか。値引きしてもこのボリュームだし。)

刺し身は新鮮。アジフライはサクサク。こりゃ堪らん。来てよかった。

(肉食デブなので、実は大分県民のくせに「関アジ・関サバ」自体食べたことがなかった。そんな私でも美味しくいただけた。)

余談だが、会計時にPOSシステムに売上を登録しないといけないからかレシートにはちゃんと関あじ関さば御膳の文字が出た。しかし、食事券によるクーポン値引きの額を見てこのきっぷがどれほど凄いのかを感じることができた。

追加で注文した飲み物代だけだった。

せっかくなので

流石に特別延長区間の乗り残しはもったいなかったので延長区間最東端の「下大平」まで来た。

何もなかった。

と言いたいところだが、道の駅の最寄りらしい。

ちなみに道の駅さがのせきは…

遠かった。

だけど、食後のいい運動だと思って歩けばいうほどでもなかった。

そうは言うもののこのバス停は次回のダイヤ改正で道の駅に移転するらしいので便利になるようだ。

「令和3年4月実施 ダイヤ改正(事業計画の変更)について」

また、利便性の向上を図るため、大分~佐賀関線に「道の駅さがのせき」停留所 (・・・省略・・・) 新設いたします。

大分バスウェブサイトより

せっかくなら、4月以降も継続発売したらどうだろうか…と思う。

その後…

その後は、道の駅から見えた案内標識で「大分まで23km」との表記があり、「この23km先って道路元標の場所までかな?」という話になって…

来ちゃいました。大分県道路元標。

乗り放題の乗車券がついているのでこんなところまで来れる。

「大分市大字大分一番地」といういかにも「一等地」らしい住所。かっこいい。

さらに・・・

「大分バス団地」というところに来た。

前々から気になっていたので来た。

どんなもんかと入り口まで行ったが、ただの住宅団地だった。

(団地の写真は省略)

ただ、こんなニッチなところまで来れたのもこのきっぷのおかげ。充実した旅行ができた。

ありがとう「佐賀関あじさばすきっぷ」。

最後に…

このきっぷは3月30日に発売が終了しました。

素晴らしいきっぷでいい旅ができたことを感謝いたします。